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岡山県のご当地キャラクター紹介vol.2 井原市の「で
んちゅうくん」とめぐる観光スポット

2026.04.23


岡山県内の市町村には各自治体でPR活動を行っているご当地キャラクターがたくさんおる。そのキャラクターたちと地元の観光スポットを案内する第二弾として、星とデニムと美術と歴史の町・井原市のマスコットキャラクター「でんちゅうくん」をご紹介いたそう。岡山戦国武将隊の宇喜多直家とその妻・おふく(円融院)と宇喜多家家臣・戸川秀安が、でんちゅうくんと一緒に井原市の観光スポットをまわって参った。

ライター 岡山戦国武将隊

掲載日 2026年4月1日

井原市ってどんな市?

井原市の玄関口・井原鉄道井原駅

井原鉄道株式会社

美星町の星空(井原市提供)

井原市青野地区・葡萄浪漫館

サッポロビールとヱビスビールと井原市

井原市(いばらし)は、岡山県の西南部にある人口約3.6万人の山や川に囲まれた、自然多めの地方都市。市内を東西に貫く井原鉄道が走っておる。ぶどうやごぼうなどの特産農産物も豊富。実はここ井原市は、日本のデニムの聖地と言われておるんじゃ。「井原デニム」は品質が高くて、国内外から高く評価されておる。そして市の北部に位置する美星町は読んで字のごとく、「星がきれいに見える町」として知られておる。さらに、あまり知られておらぬが、サッポロビールととても縁の深い市でもあるんじゃ。

井原市とサッポロビールの紹介記事はこちら|岡山観光WEB

でんちゅうくんのプロフィール

「でんちゅうくん」は、井原市出身で井原市名誉市民である近代木彫界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の代表作「鏡獅子」をモデルにしたキャラクターなんじゃ。チャームポイントは隈取りした目とぱっつん前髪。白いモフモフした髪の毛に触れるといいことが起こると噂されておるんじゃ!でんちゅうくんは「いばら営業部長」として、井原市の魅力を元気に発信しておる。

誕生日:6月1日
性 別:男の子
役 職:いばら営業部長
性 格:オチャメで好奇心いっぱい
おしゃれポイント:白いモフモフした髪の毛とくまどり
うわさ:白いモフモフを触ると良いことがある

でんちゅうくんと観光スポットを巡る①「平櫛田中美術館」

平櫛田中_鏡獅子_撮影:花田ケンイチ

まず最初は、でんちゅうくんのモチーフになった平櫛田中の代表作の鏡獅子が展示(東京の国立劇場改修工事のため2024年2月~2029年まで里帰り展示中)されている「平櫛田中美術館」じゃ。本格的な美術館で、近代日本を代表する木彫の巨匠・平櫛田中(1872~1979) の功績を顕彰し、作品とゆかりを紹介する施設でとても見応えがある。現在里帰り展示中の鏡獅子をとにかく一度見てくだされ!今にも動き出しそうな表情と肉体美にびっくりするじゃろう。

【平櫛田中美術館】
所在地:岡山県井原市井原町315
TEL:0866-62-8787
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日、展示替え期間
料金:一般500円(団体15名以上400円)、高校生以下、市内在住65歳以上無料
※特別展開催中は入館料が変わります。
※特別展開催中は所蔵品展のみの観覧はできません。
駐車場:あり

平櫛田中美術館|岡山観光WEB

でんちゅうくんと観光スポットを巡る②「美星天文台」

美星天文台

101cm望遠鏡

テラス

テラスより遠くに瀬戸内海を望む

美星天文台にあるガンダムマンホール

美星町は人工の光が少なく夜はとても暗いため、星がきれいに見える町として知られておる。「美星天文台」は誰でも気軽に天体観察や宇宙体験ができる公開天文台施設なんじゃ。口径101cmの大型望遠鏡があり、惑星や星雲などを観察できる(我らがおじゃましたおりには、101cmの望遠鏡で昼間なのにぎょしゃ座の1等星カペラを見ることができてびっくり!しかも、42年前のカペラを見ているそうじゃ)。観望会も開催されており、金~月曜日の夜 18:00〜22:00(受付21:30まで)は、晴れていれば天体観察も可能で夜の観光スポットでもあるのじゃ。日中は望遠鏡で太陽や昼の星を見たり、立体映像(4D2U)で宇宙の紹介を見る展示コーナーもある。

【美星天文台】
所在地:岡山県井原市美星町大倉1723-70
開館時間:昼9:30~16:00(火・水曜日)、13:45~16:00(金・土・月曜日)/夜18:00~22:00(金~月曜日)※入館は21:30まで
休館日:木曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料:300円
駐車場:あり(無料)

美星天文台|岡山観光WEB

でんちゅうくんと観光スポットを巡る③「中世夢が原」

「中世夢が原(ちゅうせいゆめがはら)」は、井原市の北部・美星町にある「鎌倉から室町時代の中世の村」を再現したテーマパーク型の歴史施設なんじゃ。ちょうどわしら武将が戦に明け暮れておった頃じゃ。空間全体が中世の雰囲気で演出されていて、タイムスリップした(我々はそのように感じぬが)ような体験ができる場所じゃ。園内には実際に農家、辻堂(街道沿いの休み処)、山城の遺構、城主の館、三斎市(昔の市場)など、中世の道や小径などが当時の様子を忠実に再現されており(当時の様子をよう知っておる我らでも、館のちょうな仕上げの板戸、矢倉門や物見櫓へ続く道の切岸、土塁、横矢など全く違和感のない仕上がりじゃった)、映画やテレビのロケ地として何度も使われている場所なんじゃ。

【中世夢が原】
所在地:岡山県井原市美星町三山5007
営業時間:9:30〜16:00(最終入園16:30)
定休日:木曜日・祝日の翌日・年末年始など
入園料:中学生以上500円・小学生300円 ※12~2月は一律300円
駐車場:あり(無料)

中世夢が原|岡山観光WEB

でんちゅうくんと観光スポットを巡る④「高越城」

本丸

井戸

伐採が進行中。遺構がより見やすく!

眼下には旧山陽道

「高越城」は築かれた年代は定かではないが、鎌倉~南北朝時代頃(13世紀頃)に造られたという説があり、後に伊勢(いせ)氏 の城になった記録がある。この城は、戦国大名・小田原の後北条氏の祖であり、日本の戦国史で重要な人物である北条早雲(ほうじょうそううん)生誕の地としても知られている。山頂付近に曲輪(くるわ)跡や堀切跡、井戸などの遺構も残っており、山の上からは周囲の山陽道(古い街道)や小田川の流れを見渡せることができる。車で行くことのできる手軽な山城じゃ。

【高越城址公園】
所在地:井原市神代町
駐車場:あり(無料)

高越城址公園|岡山観光WEB

でんちゅうくんと観光スポットを巡る⑤「世界に誇る井原デニム」

井原デニムストア

井原デニムのでんちゅうくんグッズも!

ミュージアムエリア

ミュージアムエリア

「井原デニム」は 井原市内で織布されたデニム生地を使用し、審査基準をクリアした製品だけが名乗れる地域ブランドなんじゃ。日本屈指のデニム産地として知られる岡山県でも、特に井原は江戸時代から綿織物と藍染めの技術が根付いており、デニム生産の歴史が深い地域。その品質の評価は高く、有名ブランドからも認められ数多くのメーカーで採用されておるんじゃ。海外からも高く評価され、欧米を中心に輸出も行われておる。井原市の玄関口に位置する井原鉄道の井原駅の1階には「井原デニムストア」があり、デニムパンツ、ジャケット、シャツ、アクセサリーや生地そのものなど、井原デニム製品を販売しておる。2階にはミュージアムエリアがあり、井原デニムの歴史や生産の様子を知ることができる。今回でんちゅうくんはデニムバージョンの衣装で案内くだされておる。

井原デニムを紹介した記事はこちら|岡山観光WEB

でんちゅうくんと観光スポットを巡る⑥「井原鉄道」

井原鉄道車両基地(早雲の里荏原駅隣接エリア)

戦国列車

井原鉄道車窓

戦国列車をデザインした山城ガールむつみさんと車内で

戦国列車とスタートレイン

「井原鉄道」は1999年(平成11年)に開業した第三セクター方式の鉄道会社なんじゃ。ローカル線らしい山間や田園風景が続くのどかな車窓の景色も魅力じゃ。広島県福山市の神辺町と井原市、矢掛町、倉敷市真備町を通り、総社市までを結んでおり、沿線住民の生活の足ともなっておる。また、沿線には文化・歴史スポットやフルーツ、さまざまな季節の特産品などの産地が点在しており、観光的にもとても魅力ある地域を走っておる。

井原鉄道を紹介した記事はこちら|岡山観光WEB

デニムトレインとアート列車

デニムトレイン

デニムトレイン車内

運転席ドア兼仕切り板は非常時には盾に!

マニアの方ならわかりますよね

今回、でんちゅうくんに井原市東江原町にある「井原鉄道」の車両基地を案内いただいた。車両はIRT355形などのディーゼルカーが使用されておる。また、「井原鉄道」は5種類の特別車両(デニムトレイン・スタートレイン・アート列車・夢やすらぎ号・戦国列車)が走っており、鉄道ファンに大人気の路線でもある。これらの車両は特別に運行されるのではなく、通常運行に組み込まれておるのもうれしい。それぞれの車内もテーマに沿った内装になっておって、見ても乗っても楽しい列車なんじゃ。また、貸し切りして特別列車としても利用できるので、旅行ツアーや学校の遠足、各種イベントなどに利用されておるそうじゃ。

井原鉄道|公式サイト

おしまいに

今回は井原市のマスコットキャラクターでんちゅうくんおすすめの井原市の観光スポットを巡ってまいったが、その他にも、幸せな生涯(ピンピンコロリ)を全うできるという霊験で知られる“健康長寿”の観音様「嫁いらず観音院

」などのパワースポット、一口食べれば誰もが唸る・人気ラーメン店「一松」などの井原グルメ、ぶどうシーズンには毎朝行列の出来る「葡萄浪漫館

」など、井原市にはまだまだ紹介しきれなかった面白き場所もぎょうさんある。「大きな観光地にはない、ひと味違う魅力の詰まった井原へ是非一度おこしください」と、いばら営業部長のでんちゅうくんも申しておりました。

井原市観光協会|公式サイト

この記事を書いたライター

岡山戦国武将隊
われら岡山城・岡山を世に広く知らしめるべく400年前より蘇りしもののふ集団である。岡山城を拠点に観光客の方々におもてなし活動や各地のイベントに出向き岡山のPR活動を行っておるボランティア団体でござります。
おかタビでは、ちとマニアックになるやもしれませぬが岡山のおもしろきところを岡山ゆかりの武将や姫たちがご紹介いたしまする。

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