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大手9割、中堅・中小も6割超…AI導入企業が飛躍的に増
えている
2026.02.27
全国11カ所の財務局・支局が管内の企業に行った調査で、業務にAI(人工知能)を活用している企業が、ここ5年間ほどで飛躍的に増えたことが分かった。大企業で5年ほど前の2割から今では9割に増え、しかも多くの企業が導入効果を実感しているという。企業活動にAIが急速に浸透する中で、人に求められるスキルは何なのかを、真剣に考える必要がありそうだ。
AIを活用している企業の業種別割合
各財務局・支局が管内でそれぞれ行った聞き取り調査の結果を財務省が集約した。回答数は1103社。
現在の活用状況と5年ほど前の活用状況を振り返ってもらう問いで、AIを現在使っている企業は全規模全産業の75%に上り、5年ほど前にも使っていたと答えた企業の11%を大幅に上回った。うち大企業は5年ほど前の19%から足元では89%に、中堅企業も同じく8%から66%に、中小企業も4%から65%といずれも急増した。
製造業で現在活用している企業が多いのは自動車・同付属品や化学、情報通信機械などの業種で、いずれも9割前後に上った。非製造業では飲食サービスが90%と顕著に多い。
AIの用途で多いのは文書作成や情報検索・収集・調査で、複数回答でそれぞれ全規模全産業の86%、74%を占めた。製造・品質管理や開発・技術支援も比較的多かったものの2割強にとどまり、業務内容で偏りがみられた。
導入効果としては業務時間の削減が複数回答で91%と圧倒的に多く、以下はコスト削減が33%、要員の減少が28%で続いた。
日刊工業新聞 2026年1月30日
出典:ニュースイッチ Newswitch by 日刊工業新聞社