クラウドファンディングサイト「Makuake（マクアケ）」を運営するマクアケは、中小企業向けのコンサルティングや研修メニューの提供を開始した。これまで大手企業の新商品企画開発支援を手掛けてきた部門「Makuake Incubation Studio（MIS）」が、支援内容を中小企業向けにカスタマイズし提供する。

　　また、中小企業の経営支援などを行うライトアップと協業。MIS が中小企業に向け研修を実施する際に、リスキリング関連の助成金の活用をライトアップがサポートする。

　MISでは主に2種類のメニューを作成した。企業の強みを生かした新製品の企画・開発や、マクアケでのテストマーケティング・販売までつなげるコンサルティングと、開発段階に応じた従業員向けのワークショップだ。これを軸に、各企業のニーズに合わせ内容をアレンジして提供する予定だという。いずれもMISのプランナーが伴走し、支援する。

　物価高の高騰や価格転嫁の難しさ、人手不足など、中小企業を取り巻く環境は依然厳しい。そんな中で課題解決の一手として、自社製品開発に着手する企業が増加している。自社製品は価格決定権を持てることに加え、ブランディングや技術力の広告塔になりえるほか、人材育成にもつながる。マクアケでは従来より中小企業の支援を積極的に行ってきたが、ニーズの増加に応え、より踏み込んだ支援を展開する。

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